士幌線


データ


【廃止区間】
帯広駅 - 十勝三股駅 78.3km

【未成区間】
十勝三股駅 - 上川駅 (改正鉄道敷設法別表第141号による)

【略歴】
1925年12月10日 帯広 - 士幌間 開業。
1926年 7月10日 士幌 - 上士幌間 延伸開業。
1935年11月26日 上士幌 - 清水谷間 延伸開業。
1937年 9月26日 清水谷 - 糠平間 延伸開業。
1939年11月18日 糠平 - 十勝三股間 延伸開業、全通。
1955年 8月 1日 糠平ダム建設のため、清水谷~糠平~幌加 ルート変更。
1978年12月25日 糠平 - 十勝三股間をバス代行化。
1987年 3月23日 全線廃止。

【区間毎の開業/廃止一覧】
開業区間(カッコ内は開業時の駅名) 開業時の事業者 開業日 廃止日 備考
帯広士幌鉄道省1925年12月10日1987年 3月23日
士幌上士幌鉄道省1926年 7月10日1987年 3月23日
上士幌清水谷鉄道省1935年11月26日1987年 3月23日
清水谷糠平鉄道省1937年 9月26日1987年 3月23日
糠平  十勝三股鉄道省1939年11月18日1987年 3月23日1978年12月25日よりバス代行

路線


【駅一覧】
駅名 駅名等の変遷 駅舎等の現状 備考
帯広 (営業中)
木野
音更 駅跡は交通公園として整備
駒場
武儀
中士幌 駅跡の看板のみ
新士幌仮乗降場
士幌 駅跡は交通公園として整備
北平和
上士幌 駅跡は交通公園として整備
萩ヶ岡
清水谷
黒石平
電力所前仮乗降場
糠平ダム仮乗降場 行楽シーズンのみ営業だった
糠平 駅舎は上士幌町鉄道資料館として使用中
スキー場入口バス代行時代の停留所
幌加
幌加温泉入口バス代行時代の停留所
十勝三股

【路線概図】
 



 
広告
 
 
 

現状等


帯広-糠平間より、バス代行となった糠平-十勝三股間に廃線跡が多数残っている。
平行する国道273号線には、橋梁跡周辺に駐車帯もあり、廃線巡りは比較的容易。
崩壊が心配されるタウシュベツ川橋梁に至っては、見学ツアーが開催されており、観光名所となっている。
帯広-糠平間は十勝バスが運行されているが、糠平-十勝三股間は都市間バスが一日1本通るだけで、公共交通は壊滅状態。
廃線跡巡りには車が必須の状態となっている。

【糠平駅周辺】
上士幌町鉄道資料館(旧糠平駅)内部。

上士幌町鉄道資料館の屋外展示。
夏季には、上士幌町鉄道資料館を起点に「ひがし大雪高原鉄道」のトロッコ列車が運行される。

【糠平駅→幌加駅】
三の沢橋梁。
この橋は、廃線跡の遊歩道になっており、通行可能。

トロッコ乗り場への入り口(三の沢橋梁近)。
この場所で、森のトロッコ鉄道・エコレール が運行されている。

【幌加駅周辺】
幌加駅跡周辺。

幌加駅跡に建つ幌加除雪ステーション。トイレの利用可。
周囲にコンビニも何も無いので、この場所でトイレ休憩が良い(大自然がトイレの豪快な方を除く)。

【幌加駅→十勝三股駅】
第五音更川橋梁。残念ながら通行不能。

【十勝三股駅周辺】
十勝三股駅跡周辺。大自然に覆われている。



広告
 
 
 
 

出典:フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
参考文献:宮脇俊三編著「鉄道廃線跡を歩くⅢ」JTB

inserted by FC2 system